妊婦がキャンプに行く条件
こんにちは。妊娠9ヶ月です。キャンプに行きたい…。妊婦さんは体調も状況も普段と違うので、ちょっとしたお出かけにも気を使いますよね。キャンプでテント泊というとさらに心配しちゃいます。妊娠中のママもお腹の赤ちゃんも楽しくキャンプに出かけるために必要な物・コトを考えてみました。
洋式トイレのあるキャンプ場へ
妊婦さんは立ったり座ったりが大変!なのでトイレも洋式がラクです。キャンプ場選びはぜひ!洋式トイレのあるキャンプ場を!
助産師さんは「妊婦の足腰を鍛えるには和式トイレが良い」と言われますが、実際のところキャンプ中ずっと和式トイレというのは大変かも…。
オートキャンプ場や、初心者向けのキャンプ場なら洋式トイレの設置率も高いと思います。
ワイルド系キャンプが好きな家族には物足りないかもしれないけれど、赤ちゃんとお母さんのために今はマイルドなキャンプ場を選びましょう。
ウチは…「洋式トイレのあるキャンプ場なら行けるよ」と言うと、夫に「そんなキャンプ場ないでしょ!」と切り捨てられました。えーっそんなことないよ〜!
深く沈まないキャンプ用チェア
座った時に深く沈み込むイスは、妊婦さんにとってツライものです。
妊娠中はお腹の赤ちゃんに胃を圧迫されるのですが、イスにおしりが深く沈むと、さらにお腹を圧迫するんです。立ったり座ったりも「どっこいしょ」になっちゃうし、家でもソファは大変なの。
キャンプやBBQ用の折りたたみ式イスは、ヒザよりもおしりが深く沈んじゃうチェアが多いですよね。ホームセンターで1000円以下だと、たいていこのタイプ。
ディレクターチェアが妊婦向きかも
ディレクターチェアなら座面が張っておしりが沈み込まないので、妊婦さんにも座りやすいです。妊娠7ヶ月の時、2時間座り続けても大丈夫でした。
座面が布なのもよいですね。アルミのベンチは血行が悪くなって、おしりがしびれたりするので。
コットも、あれば便利かなー。ちょっと疲れた時や「お腹が張ってきた?」って時にすぐ横になれるのは安心です。
妊婦さんそれぞれ体調も違うし、妊娠週数にもよるので、クッションやひざ掛けで調整して下さいね〜
お年寄りにも張りのある座面のイスを
参考までに…おじいちゃんおばあちゃんも、おしりが沈まないチェアが喜ばれます。年齢を重ねるとヒザ腰の不調が増えて、立ったり座ったりが一苦労なんです。
キャンプでなくて、自宅のお庭でバーベキューでも、用意しておくと良いですよ。アウトドアでの食事って、若い人には「たった2,3時間」でも、お年寄りには疲れるようです。おしりの肉が痩せて、座ってるだけで痛くなることもあるので、座布団やクッションを用意しておくといいですよ。
キャンプ道具は高い位置に置く
妊婦さんはお腹に赤ちゃんがいるので、下にある物をかがんで拾うのが苦手です。ママ本人のお腹が苦しいだけでなく、胎児を圧迫しちゃうのも心配。妊娠中は脳貧血を起こしやすいですし、動悸息切れするし、血圧も乱れてます。うっかり転んだら大変。
キャンプ道具はできるだけ高い位置に置くとラクチンで安心です。
妊婦向けのキャンプサイトとは?
キャンプサイトに石や丸太、切り株があれば最適ですね。林間キャンプ場ならサイト内にあるかもしれません。
オートキャンプ場なら、車の座席や荷台にキャンプ道具を置けます。
芝生の平地キャンプ場は、コーナンラックやクーラースタンドがあると便利そう。
もちろんキッチンテーブルがあれば、スムーズなキャンプ料理ができそうです。フライ返しなどキッチンツールが掛けられますし、調味料も高い位置に置けます。
シーンに合わせた道具配置
とはいえ全てのキャンプ道具を高い位置に置くこともできませんよね。
頻繁に使うモノから優先的に棚に載せて下さい。飲み物を入れたクーラーボックスやウォータージャグ、タオルなどは、わりと使用頻度が高いかな。
お料理中はキッチングッズや食材を入れたコンテナを棚へ移動させると良いと思います。妊婦さんに限らず、どなたも効率良く作業ができるようになります。
冷え対策
妊婦さんとお腹の赤ちゃんに冷えは良くないと言われますよね。
キャンプやアウトドアでは気温だけでなく風でも体が冷えやすくなります。上着や防寒具は多めに持って行きましょう。
特に春秋の季節は、お昼間は暖かくても夕方暗くなってからや、明け方にグッと寒くなることがあります。
レッグウォーマーでおしゃれに防寒
お腹を冷やさないのはもちろんですが、私の行っている産婦人科の鍼灸の先生は「足首を冷やさないで」と注意されます。三陰交のツボを温めるためにレッグウォーマーを勧められましたよ。レッグウォーマーはアウトドアのファッションアイテムとしても定番なので取り入れやすいのでは?
血行不良も気をつけて
血行不良も妊婦さんの体のむくみに関係するそうです。キャンプ場に着くまで車に乗りっぱなし、キャンプ場で立ちっぱなし、座りっぱなし…にならないよう、休憩や軽いストレッチを意識的に取り入れると良いと思います。
不調かも?と思ったら、すぐに帰る
妊婦さんの体調は、普段とは違います。もし体調に違和感があれば(不調を感じる前に!)キャンプを中止して、すぐに帰りましょう。
「何かあったら、すぐ帰る」この気持ちを常に持っておきます。「せっかくキャンプ場まで来たから」「テント張っちゃったし」「寝てれば良くなるかも」と気楽に考えず、念には念を入れた行動で、ママと赤ちゃんの安全を優先しましょう。
自宅から近いキャンプ場を選んだり、キャンプ場から最寄りの病院を事前に調べておきます。母子手帳・健康保険証も忘れずに。
すぐに車で移動できるよう、旦那さんはお酒を控えるとか、片づけしやすいようキャンプ道具を最小限にするなど、ぜひ家族も意識を合わせて協力してほしいです。
妊婦さんは何もしない手伝わない
できれば「ママは何も手伝わない」スタンスを家族が認めてくれると、キャンプに行きやすいですね。
キャンプ場で何もしないのは…実際の所ママもつまらないのですが、始めからアテにされるのも大変かも。
楽しい話題の提供、くらいの仕事なら気楽にキャンプに行けそうです^^
Image courtesy of patrisyu / FreeDigitalPhotos.net
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